猫が好き １

先日京都へ行ってきました。

どこに行こうかな？
と京都のお寺をしらべていて、
気になったのが『金福寺』

愛猫福ちゃんと同じ「福」の字が惹かれた原因なのは明白ですが。
ドラマ『坂の上の雲』の香川照之さんが素晴らしくステキで、
ついでに正岡子規に興味を持ち、
俳句って面白そうだなぁ〜なんて思うようになりまして。
金福寺は松尾芭蕉ゆかりのお寺ということで、
よし！行ってみようと決めました。

最寄り駅『一乗寺』は、
以前個展でお世話になった『恵文社』があります。

http://www.keibunsha-books.com/

懐かしい気持になりながら、
恵文社とは反対方向へ歩き出します。

１０分くらい歩くと『金福寺』につきました。
小さなお寺ですが、趣があり、
心の静まるとてもいいお寺ですが、
与謝野蕪村のお墓参りをしているのが不思議です。
「そんなに俳句好きか？？」　
なんて思っていると。
ガサガサガサッ　と落ち葉の音。
見ると猫がものすごい勢いで落ち葉の上を走り回っています。

かっかわいい。。。

猫があんなに元気で遊んでいる姿なんてなかなか見られませんから、
嬉しくなりました。


展示の間がありまして、
縁側からお座敷へ上がります。
そこで展示の説明（録音）を聞き終わり、
出入り口になっているお庭のみえる縁側に出ようとすると、
先ほどの猫が私を待っていていくれました。

飼い猫か野良かわかりません。
逃げられてしまったらもったいないので、
そお〜っと無視するように近づき様子をみます。
人に慣れているようで、
逃げる気配はありません。

すりすりしてきます。

か、かわいい。。。



「あれ？　入っていいの？」と聞くと縁側にもどります。



帰りに受付で猫のことを聞きました。
野良猫だったのですが、
このお寺に住み着き、
そのまま飼うことになったそうです。
しばらくは名前もなく「猫」と呼んでいたそうですが、
病気をしたとき動物病院で名前が必要になり、
『金福寺』の猫なので金ちゃんと命名したそうです。
金ちゃんは８才くらいだそうです。
お寺にはもう一匹１才の猫がいて、
そのコは福ちゃんだそうです。

あ〜っなんか嬉しい…
来て良かったぁ。
やっぱり与謝野蕪村ではなく、猫に呼ばれて来たのね。
納得。

金福寺の金ちゃん、ありがとうね。